こんにちは。マドモアゼルいくこさんのレシピを作っての感想など書いていきます。
今回作ったのは『秘密のケーキづくり』p.144より『善悪ケーキ』です。
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いくこ様のお言葉を引用しますと「洋酒をたっぷりかけたスポンジをチョコレートでくるんだおとなのケーキ」です。
このケーキに「善悪ケーキ」と名付けるいくこ様のすごく好きです。「外は悪の誘惑チョコレート、中は善の白いスポンジケーキ」ですって…!
視線のおかしなアヒル?のイラストがまた心をザワザワさせるんですよね。
そんな善悪ケーキなんですが、作るのは苦戦しました。
(この無骨なビジュアル、「ザ・不器用な人(私)が作った手作りケーキ」って感じがします…!)
焼いても生地が膨らみませんでした。実は10年前くらいにも1回挑戦してみて、同じような失敗をしたんですよね。
失敗の原因を自分なりに考える…。
推測→薄力粉に対して卵の比率が高い生地なんですが、こういう場合って最初のかき混ぜが大事なのかも。
レシピには「ボウルに卵と砂糖を入れて湯煎にかけて泡だて→砂糖が溶けてもったりしたら湯煎からはずして→さらにかき立てる」とあり、この最後の「かき立てる」が解釈違いだったのかもしれない、と。
「かき立て」が甘かったのかもしれません。加減がピンと来ず生地が柔らかくなって程度で次の工程に進んでいました。
そこで作り直し!今回は泡立て器ではなくハンドミキサーを持ち出し、生地の色が黄色からクリーム色に変わるまで、カサが最初の2.5倍くらいになるくらいまでウイーンとやりました。
これが「かき立てる」…!?正解は分かりませんが、とりあえずこれまでよりボリュームのある生地になりました。
残りの工程もすごすご続けていきます。ケーキって、1回作るだけで結構エネルギーを使うんですが、2回作ると最後のほうはもうヘトヘトでした。でも一応少し改善はされたと思われるので達成感はありました。
完成したらすぐ食べてみたくなりましたが、いくこ様としては数日寝かしてから食べてほしいとのことなので、待ちました!
そして数日後、満を持していただきます。夜にぴったりのケーキとのことなので、そこも従いました。カフェインレスコーヒーをお供に。
チョコレートのコーティングをパキョリと割り、フォークをスポンジに突き刺します。その時手に伝わってきたショワワとした感覚が印象的です。
味は、おいしいと思います!洋酒風味のスポンジ、パリパリのチョコ、その二つに挟まれたアプリコットジャムの酸味のハーモニーです。
ただやっぱり私の製菓スキルが低いため、薄力粉のダマが残っていたり、やっぱりまだ膨らみが足りてなさそうだったり、課題は多いです。
しかし!失敗作含め全て食べたら、また次の甘味に挑戦しようと思います!
おしまい。